赤ちゃんの発達と歯並びの深いつながり|第3回|家庭でできる発達サポートと歯並びを育てる習慣とは?

こんにちは。歯並び育児協会 認定講師の増田さよりです。
赤ちゃんの発達と歯並びの関係をお伝えしてきた全3回シリーズも、いよいよ最終回。

これまでに、ズリバイやハイハイといった動きの重要性、そして体幹と姿勢が歯並びの土台をつくることをお伝えしてきました。

今回は、「体幹が大切なのは分かった。でも、いつからどう関わればいいの?」という疑問にお答えしながら、 毎日の暮らしの中で誰でも取り入れられる「家庭でできる遊び」や「歯並びを育てる習慣」についてご紹介します。

きれいな歯並びの準備っていつから始まるの?

「歯並びって、歯が生えてからの話でしょ?」
そう思われる方も多いかもしれません。

でも、きれいな歯並びに育つための“準備”は、赤ちゃんの発達と、日々の暮らしの中での関わりによって少しずつ始まっているのです。

歯並びの土台となる「発達」をサポートしよう

歯並びを育てるには、歯そのものだけでなく、あご・舌・口のまわりの筋肉、体の軸など、赤ちゃんの全身の発達が関わっています。とくに以下のような発達の土台は、歯並びの安定にとってとても大切です。

  • 舌がしっかり上あごにつく

  • 鼻呼吸ができる

  • 姿勢が安定していて、体幹がしっかりしている

これらは自然に身につくこともありますが、最近では生活環境の変化により、ズリバイやハイハイを飛ばして歩き始める赤ちゃんも増えています。

そんな今だからこそ、家庭の中でできるちょっとした「遊び」や「関わり方の工夫」が、赤ちゃんの発達を後押しするサポートになるのです。

歯並びにつながる!家庭でできる遊びの工夫

赤ちゃんが楽しく取り組める遊びの中には、体の使い方やお口まわりの発達を助けるものがたくさんあります。

ここでは、その一例をご紹介します。月齢は目安ですので、赤ちゃんの発達に合わせて、無理なく楽しんでみてくださいね。

うつぶせ遊び

首すわりの前後(生後2〜3ヶ月ごろ)の赤ちゃんにおすすめなのが、うつぶせ遊びです。うつぶせの姿勢で視野が広がり、首・背中・お口まわりの筋肉が育ちます。
目の前におもちゃを置いたり、声をかけたりすると、自然と舌や表情も動きやすくなります。

ズリバイ&ハイハイ応援ごっこ

寝返りができるようになった頃(生後6ヶ月ごろ〜)は、ズリバイやハイハイを促す遊びがぴったりです。絨毯や滑りにくいマットを敷いた床で、赤ちゃんが「自分で動きたくなる」環境を整えてあげましょう。
おいでおいで遊びやトンネルくぐりは、体幹やお口の発達にもつながります。

ふれあい手遊び&お口のまねっこ

ズリバイやハイハイが上手にできるようになってきた頃(生後8ヶ月ごろ〜)におすすめです。
歌に合わせて舌を出したり、唇をぷるぷるさせたりする遊びは、舌や唇の柔軟性を高めて、咀嚼や発音の準備にもなります。

しゃがむ・登る・くぐる遊び

ひとりで立ち上がったり、歩き始めた頃(1歳ごろ〜)には、段差を使った遊びがおすすめです。段差を登る・くぐる・しゃがむなどの高低差のある動きは、重心移動や姿勢制御の練習になります。
これがのちに、良い姿勢=きれいな歯並びにつながっていきます。

毎日の暮らしが「歯並びを育てる習慣」になる

特別な道具やトレーニングがなくても、日々の暮らしの中に“歯並びを育てる要素”はたくさんあります。

たとえば――

  • 赤ちゃんの「遊び」を大切にする

  • テレビやスマホの見せっぱなしを避け、姿勢の偏りを防ぐ

  • 食事中の姿勢(足が床につく・背筋が伸びる)を意識する

  • 抱っこの仕方や寝かせ方を見直してみる

「遊び」と「関わり方」を少し工夫するだけで、赤ちゃんの発達と歯並びはぐっと変わってきます。

おわりに:「この遊び、意味あるのかな?」が未来の歯並びにつながっています

赤ちゃんの発達を支えることは、未来の健康や自信を育てることでもあります。
そしてそれは、特別なことではなく、家庭の中でできる“遊び”や“習慣づくり”で叶えられるのです。

「この遊び、意味あるのかな?」
そう思ったときほど、実はその一つひとつが、きれいな歯並びを育てる“準備”になっているかもしれません。

全3回を通じて、

  • 第1回:ズリバイ・ハイハイの大切さ

  • 第2回:体幹と姿勢が歯並びにどう関係するか

  • 第3回:家庭でできる関わり方や遊びの工夫

をお届けしてきました。

それぞれの赤ちゃんに合った関わり方は異なります。
「どうすればいいか分からない」「ちょっと心配…」という方は、ぜひ講座で一緒に考えてみませんか?

赤ちゃんの発達と歯並びを、私たちが一緒に見守っていきます。

一般社団法人 歯並び育児協会 認定講師

増田さより

口育士 / 足育アドバイザー®

6歳の娘を子育て中です。
赤ちゃんの頃の動きが身体の土台を作り、その土台作りが歯並びにも影響があると知りました。歯並びはお口だけの問題ではない!と感じています。
子どもの成長を健やかに!と思っているママ達のサポートをしています。

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