2025年11月10日、千葉県柏市にある南部こどもの広場にて、「3歳までの歯ならび講座」を開催しました。
0〜3歳のお子さまを育てる保護者さまを対象に、歯並びの基本や、毎日の生活習慣と歯並びのつながり、そしてご家庭で無理なく続けていける「歯並び予防」の考え方を、親子で一緒に感じていただくひとときとなりました。
柏市の児童センターで開催された、歯並び予防のための子育て講座
今回の会場となった南部こどもの広場は、柏市の市役所管轄の児童センターです。
講師は、歯並び育児®認定講師であり歯科衛生士の佐々木そのか。
地域で子育てをされている保護者さまに向けて、
「悪い歯並びは予防できること」
「矯正器具に頼らず、歯並びの土台を育てていく方法があること」
を、専門的でありながらもやさしくお伝えすることを目的に、本講座を企画しました。
意外と知られていないのですが、歯並びは歯が生えそろってから急に整えるものではなく、もっと前の時期、日常の姿勢や動き、遊びの中から少しずつ影響を受けています。
ちょっと立ち止まって考えてみると、毎日の「食べる・遊ぶ・抱っこする」といった何気ない時間の中に、歯並びを育てるヒントがたくさんあるんです。
歯並びと生活習慣をやさしくつなぐお話
講座では、以下のような内容をお伝えしました。
良い歯並びとは、どんな状態を指すのか
日常のクセが歯並びに与える影響
指しゃぶりと歯並びの関係
お口ポカンの原因別の考え方
ハイハイやコアラ抱っこなど、体幹を育てる遊び
よく噛めるお口を育てるマッサージ方法
症状だけを見ると不安になってしまいがちですが、「なぜそうなっているのか」を知ることで、見え方が変わってくることもあります。
同じように感じている方は多いのではないでしょうか。体は思った以上に、やさしい働きかけに応えてくれます。
参加者の声「家でできることがわかって安心しました」
講座後のアンケートでは、こんな声をいただきました。
歯並びを予防できると知りませんでした。
普段、口をぽかんと開けることが多いことや、姿勢が丸くなっていること、噛み合わせのことが気になっていたので、とても参考になりました。
参加してよかったです。
また、質疑応答では、
指しゃぶりは歯並びに影響するのか
お口ポカンへの対策はあるのか
体幹を育てる遊びにはどんなものがあるのか
といった質問もあり、参加された方々がお互いに、日々の子育ての中で感じている「小さな気づき」を共有できた場となりました。
まずは気づいてあげることが大切です。
小さな一歩が、大きな変化につながります。
次回の開催について|柏市内で今後も予定しています
今回は定員10名の少人数開催でしたが、来年度には高柳児童センターでの開催も予定しています。
開催場所
高柳児童センター(柏市高柳1652-1)
開催日時
2026年1月27日(火) 10時〜
お子さまが途中で飽きてしまう場面もありました。
その経験を踏まえ、次回はより親子で楽しめる内容も検討していく予定です。
満席となることも多いため、今後のご案内やキャンセル待ちについては、歯並び育児®協会のInstagramや公式サイトもあわせてご確認ください。
「歯並び育児®」で子育てをもっとラクに楽しく
「子どもが何を嫌がっているのかわからない」
「これで合っているのか自信がない」——
そんな思いを抱えながら子育てをしているママ・パパに、専門的でありながら、やさしく寄り添える場を、これからも広げていきたいと考えています。
歯並びのことだけでなく、姿勢や遊び方、日々の関わり方など、毎日の「食べる・寝る・遊ぶ」からはじまる習慣の中に、子どもの発達や、きれいな歯並びを育むヒントが詰まっています。
そんな「歯並び育児®」の考え方が、子育てを少しラクに、そして楽しくしてくれるお手伝いになりますように。
今後も、さまざまなテーマでのイベントを予定しています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
一般社団法人歯並び育児®協会 認定講師
佐々木そのか
歯科衛生士
臨床経験23年の現役歯科衛生士、4児の母。
上の子2人は矯正治療中、下の子2人は歯並び育児®で歯並びが変化中。 自身の経験から、歯並びは『悪くなってから治す』ではなく『予防し、育てる』ことの重要性を強く実感。
認定講師として講座生さん達をサポートするほか、地域の保育園や子育て施設などで定期的にセミナーを開催。
器具に頼らなくてもきれいな歯並びを育てられるということを、より多くの方に伝えるために活動中です。