「うちの子、口が開いてる気がする」
「歯並びはいつから考えるべき?」
実は、歯並びの土台は歯が生える前から育ちます。
9月4日、岩手県盛岡市の体操教室で開催された「赤ちゃん期からの歯並び育児」講座では、生後5か月から歩き始める頃の親子13組が参加。
お口ポカンを防ぐ抱っこの仕方や姿勢とお口の発達の関係など、今すぐ家庭で取り入れられる実践的な内容を楽しく学びました。
体操教室で学ぶ赤ちゃんの姿勢と歯並びの繋がり
今回の講座は、体操教室の先生から「お口育てのお話をしてみてほしい」とご依頼をいただき、赤ちゃんの発達に寄り添う内容として実現しました。
講師は、歯並び育児®認定講師であり、鍼灸師でもある湯浅藍。体の専門家として、また歯並び育児®の視点から、姿勢や体とお口の発達のお話ししました。
もともとこの教室に通うママ・パパたちは、日頃からお子さんの「体の使い方」や「姿勢づくり」に関心が高い方ばかり。その延長線上として、歯並びやお口の発達がある、体の中で実は“つながっている”ことをお話しし、熱心に耳を傾けてくださいました。
歯並びは口の中だけの話ではなく、姿勢や呼吸、舌の動きと深く関係している
——この視点に、多くの方が驚きと納得の表情を見せていました。
お口ポカンを防ぐ抱っこの仕方と体をゆるめるケア
約40分の講座では、次のテーマで実例を交えて紹介しました。
お口ポカンを引き起こす姿勢と、その防ぎ方
抱っこの仕方が歯並びや発達に与える影響
赤ちゃんの体をゆるめるケア方法
お口を触る習慣づくりと、発達に合わせたお口育て
赤ちゃんのお口を実際に触れてもらう実技体験も行い、「見て終わり」ではなく「やってみてわかる」実践的な内容です。
「歯並び予防はいつから?」離乳食前の赤ちゃん期からできること
歯並び予防は、まさに赤ちゃん期から。
離乳食前のこの時期こそ、姿勢・抱っこ・スキンシップを通じて、未来のきれいな歯並びの土台を育てていけます。
「口と体は別々のもの」と思いがちですが、実は深くつながっています。姿勢、呼吸、発達が、舌の位置やお口の筋肉に影響します。
毎日の積み重ねが、歯の並び方や噛み合わせの育ち方に関わっていくのです。
参加者から寄せられた声
歯が生えてからではなく、赤ちゃん時代の姿勢や生活習慣が大切だと分かりました
体を緩めることが、お口の発達につながるとは思っていませんでした
お口ポカンは熟睡してる証拠だと思っていたけど、そうじゃないんですね
抱っこの仕方ひとつで、将来の歯並びに関わるとは驚きです
今日から体を緩めるケアを取り入れてみたい
お口を優しく触って、息づかいや舌の位置を観察してみます
赤ちゃんの“今”を見つめ、親子で今できることをやりたい、小さな一歩が広がったことを嬉しく思います。
岩渕みどり先生の体操教室
今回の歯並び育児講座は、日頃から赤ちゃんの「体の使い方」や「自信づくり」をサポートされている体操教室のご協力により実現しました。
岩渕みどり先生が主催されている「すぐ諦める子もデキルに変化 岩手県0才からの体操教室」では、一歩踏み出せない子でも“やりたい“になる、成功体験を繰り返し、自信をつけることを大切にされています。親子体操7万人、指導歴20年目の実績を持ち、週180名以上の生徒さんの笑顔を引きだしています。
👉 Instagram @iwabuchimidori7
盛岡市から広げる歯並び育児®
今後も「体操教室で学ぶ歯並び育児」という新しい形を、今後も地域の親子とともに広げていく予定です。
毎日の「食べる・寝る・遊ぶ」からはじまる習慣の中に、子どもの発達・虫歯予防・きれいな歯並びを育むヒントが詰まっています。そんな歯並び育児®の考え方が、子育てを少しラクに、楽しくしてくれるお手伝いになりますように。
今後も、さまざまなテーマでのイベントを予定しています。キャンセル待ちや次回の開催情報も、ぜひチェックしてみてくださいね。